ー 国境壁の建築的再興
メキシコの国境を線としてではなく平面的な厚みを持たせ、相互理解の拠点となる教育施設、研究施設と出入国管理施設のコンプレックスを地下空間に設計。
閉ざされゆく世界の現状
近年グローバル化の流れに反して対立傾向にある国が増加。
国境は壁により隔てられ、隣国との関わりを断絶し、国境はストレスを受けている。
多種多様な交流地点
国境は文化や人、流通など多種多様な交流地点である。
そこで、国境上にある唯一の建築、出入国管理施設を異文化交流の機能を付加しながら再設計を行った。
互いの違いを違いとして認め、味わい、愉しむ事のできるあそび空間を目指す。​​​​​​​

線から面に作り変えていく​​​​​​​
Step0 両国をつなぐ結節点は出入国管理施設のみだが 交流の機能を有していない。
Step1 地上を塞いでいた出入国管理施設を地下へ。
自然を再生し都市のリビングとして活用可能とする地下はニュートラルな環境であり、多国籍同士が共存する
Step2 共育施設・研究施設を挿入 地上は機能を有した国境の壁で保つ
隔てつつも繋がりを魅せる壁
国境を分断の場から創造の場の象徴になることを目的とした。
共に育む-共育施設
多世代の交流の場となる地下空間に豊かな自然環境を引き込む。

-日々の気候変化を愉しむための空間-

-そよ風が紛れ込む空間-

空間を色付ける自然のレイヤー -研究施設
地下2階,3階研究施設内の国境線上には、水、植物、光の壁を設けることで、自然のレイヤーが豊かな仕事環境を実現させ、知的生産性の向上を図っている。

学内講評 学科優秀賞/研究室代表作品
全国卒業設計展「卒、」15選
せんだい日本一決定戦 100選
赤レンガ卒業設計展 85選
オンライン卒制展2020 20選(予選投票3位)
海洋建築工学科優秀作品集 掲載

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